「あなたを解雇します」こんな文書が届いたらどうしますか?
他人事だと思いがちですが、でも実はそんな経験をしていることが、今は当たり前になりつつあります。
最近では「黒字リストラ」という言葉もあって、会社の経営が良いのにも関わらずAIの進歩などで、人材が余りリストラされてしまうんです。
こんな世知辛い世の中で、転職をしなければいけない状況に陥った時、あなたならどう動きますか?
とにかく働かなきゃ!と何社も受けて手あたり次第、なんて実際は身が持ちませんよね。。
では狙った会社から全て内定がもらえたらどうですか?
「そんな上手く行くはずがない」と思いますよね。でもそれは夢の話ではなく、意外な3つのポイントを抑えれば、あなたの転職活動も魔法のようにうまくいってしまうんです!
30代40代に急増中の「コロナ禍リストラ」の現状とは

新型コロナは収まる気配もなく、私たちの日常生活だけではなく、仕事にまで襲い掛かってきています。
今年に入ってから日本の企業が次々と倒産していて、コロナショックも加速し続けています。
そんな中での「中年層のリストラ」も急増していて、その対象になるのは30代以上が多いのです。
日本の企業で2020年に早期・希望退職の対象になった人は、なんと1万100人もいて、まさに世は「リストラ時代」なんです。
そして、それに拍車をかけるのが「成果主義社会」への移り変わりで、今までは年功序列で年をとると給料も勝手に上がって将来も保証されていましたよね。
でもこれからは、自分が出した成果分だけ支払われる成果主義社会の到来です。
あなたは自分の市場価値に自信がありますか?
今後生き抜くには、自分の存在価値を示せる技量とバイタリティが必須になってきます。
基本はこれ!?転職先の3つの探し方

就活なんて人生でそう何回も経験するわけじゃありません。
それもあって、就活時にはどう探したらいいんだろう?とか自分に会う職場はあるのか?と不安になりますよね。
そこで求人の探し方についてお話しします。
求人探しの方法は大きく3つに分けられていて、それぞれに掲載される求人にはある一定の特徴があるんですよ。
ハローワーク
ハローワークは地元の求人が多いので、エリアを絞って探したい人におすすめです。
また、ハローワークのメリットは未経験歓迎の求人が多いのが特徴で、職業訓練を受けて次の就職に生かすことも出来ます。
その場合、職業訓練校に通っている間は失業保険の受給が延長出来るので、コツコツ時間をかけて再就職の準備がしたい人には最適ですね。
でもその反面、ハローワークは無料で求人掲載が出来るので、人材に費用をかけない会社であることも予想できます。
そして関連してか他の求人に比べて給料が安い傾向があるんです。
高い給料を望まないなら良いですが、応募前にしっかり自分の条件と合うかを見極めてください。
転職エージェント
転職エージェントは自分専任のアドバイザーに希望を伝えて、求人の紹介や面接の対策をしてもらいます。
求人選びに自信がない人や、サポートをしてほしい人におすすめです。
注意が必要なのはエージェントにも当たり外れがある点です。
例えるなら営業職にも似ていて、エージェント業界にもその人たちの評価があって、それによって良い求人を持っているかが左右します。
中にはすごくキツイ担当だったけど、大手安定企業に再就職できた人もいるので、結果が全てでもあります。
転職エージェント、就職エージェントについては、
就活エージェントは利用すべき?メリットとデメリットを徹底解明
にその特徴や利用のメリット・デメリットを紹介しています。
求人誌や転職サイト
求人雑誌や転職サイトの求人探しは、自分の好きなタイミングで簡単に探せて、自分のこだわり条件で検索が出来ます。
すぐに就活をしたいわけじゃないけど、とりあえずどんな求人があるか知りたいという人にはおすすめです。
もちろんそこで気になった求人には、そのままエントリーも出来ますが、担当はつかないので探すのも面接対策も、自分ひとりで行わなければなりません。
また、転職エージェントは未公開求人も多数ありますが、この場合は公開している求人しか応募ができないのが難点です。
年齢は糧になる!?面接で注意するべき3つのこと

30代40代は求人はあっても、仕事のレベルまでは下げたくないな。。なんて誰もが思うはずです。
この年代の転職は厳しいと知っていても、この会社からの内定が欲しい!とやっぱり期待もしてしまいますよね。
そんな不安は3つのことに注意をして、「アピールをしすぎないこと」に気を付けて転職活動をしましょう。
「学びたい」は絶対禁物!
20代の若いうちは「学びたい」「成長したい」など、モチベーションの高さをアピールして何とかなっていました。
でも30代40代にもなると、学びたいという理由で志望してくる人に、給料を払いたいと思う経営者はいません。
すでに持ち合わせているスキルをどう活かせるのか、自分の手腕でどれくらい会社に利益を出せるかを、顕著に伝えていきましょう。
すぐ溶け込める人、穏やかな人が求められる
20代では個性や自分の観念もアピールポイントになっていましたが、30代40代は管理職や人材育成を担う場合が多くなります。
そのため社員と打ち解けられる温厚な性格で、円滑に人間関係を築ける人が重宝されるんですよ。
逆にこの年代で個性やこだわりを強調してしまうと、「頑固な人」「煙たい」という、イメージがつきやすくなってしまいますので注意が必要です。
過大評価は禁物
自分の市場価値をアピールするのは悪いことではありませんが、自分が思っているほど、その価値は他社ではそれほどじゃない可能性があります。
厳しいかもしれませんが、長く勤めてある程度の役職についていても、それは自分が培ってきた時間に対しての評価であって、成果に対してではないことが多いのです。
それを過大評価して内定を貰えたとしても、その人への期待とのギャップにうまくいかず、最悪退職に追いやられるかもしれません。
自分のありのままで勝負しましょう。
内定を貰えない人にありがちな3つの特徴

「何社受けても内定がもらえない…」「このまま転職できないんじゃないかな」と不安になっていませんか?
たくさん面接を受けているのに、一向に内定が貰えない人は意外とたくさんいて、多い人では100社受けても1社も受からないという「超就活難民」な人もいます。
毎回面接のたびに志望動機などを考えても、それでも見送られたときは辛いですよね。。
内定を貰えない人には共通点があって、逆にそこをしっかり対策してあげることで、案外あっさり内定をもらうことが出来るんです。
・そもそも自己分析が出来ていない
意外と多いこのタイプ、就活で重視する点、何が好きか、得意な分野は何かをまず1番最初にまとめておきましょう。求人探しがスムーズに進みます。
・面接対策や情報収集が甘い
いかに自分は会社が求めている人材であることを、端的に伝えられるかが内定を左右します。徹底的に情報収集して、面接時にはどんな質問にもベストな返答をできるよう対策しておきましょう。
・10社以下に絞る
何社も落とされている人は手あたり次第に応募していませんか?多数に3割の力で望むより、少数に10割の力で挑みましょう。まずは10社以内に絞って1つ1つに全力投球してみてください。
まとめ
30代40代の転職では20代と同じ感覚で挑むと、玉砕してしまう可能性が高いです。
やはりその年代によって会社が求める人材像は違っていて、その多くはマネジメントスキルだったり、円滑な人間関係が築けるかが問われます。
その30代40代ならではの需要を知り、自分がそれに適している人間であることをアピールしましょう。
どうしても再就職に不利に思われがちな年代ですが、そこに見え隠れする理想の人材像を把握することで、案外簡単に内定をもらうことが出来るんですよ。
自分の将来を左右する転職は、後悔のないようしっかり見極めてくださいね!